どうも、だざき(@tzakki0228)です。
今回の記事内容は、僕が痔瘻という恐ろしい病と闘った半年について語るって内容です。
突然ですが、皆さんは『痔瘻(じろう)』って名前の恐ろしい……それはもうとても恐ろしい病気をご存知でしょうか?
別名は『あな痔』。
痔瘻は名前に『痔』を冠している通り、痔に関する病気です。
可愛く表現するならおしりの病気。
痔には他にも『切れ痔』や『いぼ痔』といった種類があります。
この2つは割とメジャーだと思いますので、聞いたことがあるって人も多いと思います。
むしろ聞いたことがあるどころか、切れ痔といぼ痔の2つは実際に患ったことがあるって人も結構多いはず。
ですが、痔瘻は切れ痔やいぼ痔と比べるとかなり知名度が下がるかと思います。
僕も実際に患うまで痔瘻については存在すら知りませんでした。
知名度が低いと思われる痔瘻ですが、痔の中で最も厄介なのはこいつです。
痔瘻はホントに恐ろしい病気です。
切れ痔やいぼ痔も人を苦しめるのに充分な攻撃力を誇っていますが、痔瘻の攻撃力はそれを遥かに凌駕します。
同時に患ったことがないので実際のところはわかりませんが、おそらく切れ痔といぼ痔が同時に攻めても痔瘻には勝てないでしょう。
いうなれば痔の王様ですね。
キング・オブ・痔。
個人的には最強の痔だと(勝手に)思ってます。
強大な力を持った存在……かんたんに例えるなら痔の勇者、もしくは魔王とかそんな感じの存在です(適当)。
僕も痔瘻に詳しいわけではないので、痔瘻の説明はこの辺で終わりにします。
痔瘻の詳細が知りたいって方は、以下リンク等をご参照ください。
タイトルを読んでもらったらわかると思うんですけど、今回の記事は僕が痔瘻と闘った半年間の苦しみとかを語っていくって内容です。
マジであの半年間は僕が生きてきた中でもトップクラスに地獄でしたので、その地獄を忘れないためにもしっかりと記録に残そうと思った次第。
全体的に地獄ではあったんですけど、特に最初の数ヶ月が地獄でした。
今まで経験したことのない謎の強烈な痛みが僕のお尻を襲った。
ちなみに今回書く内容は、某年(2018年)の某月(2~9月くらい)にかけて起こった出来事です。
不純物が一切ない僕の実話。
確実に1万字は超えるであろう長編になりそうですので、記事をいくつかに分割して投稿していきます。
今回はその1。
お暇な方はどうぞお付き合いをば。
続きは随時(気が向いた時)に追加します。
元々切れ痔はよく患っていた
痔瘻という恐ろしい病にお尻を蝕まれた僕ですが、元々痔BIG3の一角を担う切れ痔には結構な頻度で患っていました。
社会人になってからは、大体3ヶ月に1回くらいの頻度で切れ痔を患っていた気がします。
1クールに1回の頻度……アニメと同じですね(適当)。
こんな感じで普段から切れ痔になりやすかった僕ですが、痔瘻になった年はそれにブーストをかけて普段よりも遥かに切れやすかったんですよね。
普段は1クールに1回の割合だったんですけど、その年は1ヶ月に1回のペースで切れ痔が襲ってきました。
通常の3倍くらいの頻度。
ただ切れ痔に関してはボラギノールを使えば割とすぐ治るってことを過去の経験から知っていましたので、とりあえずボラギノールを使ってなんとか撃退しました。
ありがとう、ボラギノール。
ちなみにですが、僕は塗るタイプと飲むタイプの併用で治してました。
今までとは決定的に違う圧倒的な痛みが僕(のお尻)を襲う
1ヶ月に1回の頻度で襲ってきた切れ痔に関しましては、塗るタイプと飲むタイプのボラギノールを併用することで流れ作業のように撃退することができました。
痔瘻に対しては無力でしかないんですけど、こと切れ痔に関しては優秀なのでオススメです。
ボラギノール。
話を本題に戻します。
1ヶ月単位で襲ってきた切れ痔ですが、痔瘻になった年は驚愕の3ヶ月連続で襲ってきたんですよね。
例年だったら考えられないくらいのハイペースです。
しかしいくら切れ痔が攻めてこようとも、僕にはボラギノールという強力な味方がいます。
「いつもどおりボラギノール塗って飲んでれば治るだろう。」
当時の僕はそのように思っていました……が、当時の痔は今までの痔とは比較にならない程強力なものでした。
この痔を患うまで全幅の信頼を寄せていたボラギノールの力が一切効かない程でした。
飲むタイプと注入するタイプを併用したブルジョワスタイル(購入金額4千円ほど)にも関わらず。
「いつもより治りが遅いけど、これまでもボラギノールでなんとかなったから今回もなんとかなるはず……」
当時の僕はこのように考えていました。
このショコラテのように甘い考えをせず、もう少し早く行動していればもう少し被害が抑えられていたかもしれません。
油断・慢心、ダメ、絶対。
如何ともし難い痛みだったので、とりあえず病院へ駆け込む
痛みだしてから1週間くらいはボラギノールで様子を見てたんですけど、いくらボラギノールを塗ったり飲んだりしても痛みがひく気配が微塵も感じられませんでした。
これはボラギノールでは多分治らないなと思った僕は、恥をしのんで病院へ駆け込むことを決意しました。
過去に一度だけ痔が治らなくて病院に通ったことがありますが、お尻を人に見せると言うのはなんとも言えない恥ずかしさがあります。
もしもなんの恥じらいもなく平然と人に尻を見せることができるって方がいらっしゃいましたら、その方はお尻を見せることを生業としている人くらいだと思います。
常人はまず恥ずかしいと思うはず。
「お尻を他人に見せるのは恥ずかしい……」
と当時の僕も思っていましたが、当時患っていた痔の痛みはお尻を人に見せるのが恥ずかしいとか言ってられるレベルの痛みではありませんでした。
僕が今まで患っていた痔(切れ痔)は、
・排便時の時に少し痛む
・お尻を拭いた時に痛みやペーパーに血がつく
って程度の症状しかありませんでした。
ですが当時患った痔は、今までの痔と比べてみても明らかに症状が重たかったです。
通常の切れ痔を患った状態より排便時やペーパーで拭いた時の痛みが数倍くらい増していましたし、痛みに関しては通常の切れ痔では味わったことのない、着席しているだけで冷や汗ダラダラ出るレベル痛みがありました。
「これはいつもの痔と決定的に何かが違う……」
そう考えた僕は、恥も外聞も捨てて近くにある病院(肛門科)へと足を運びました。
医者がクソみたいな腕前だった
恥も外聞も捨てて病院に行きましたが、最初に選んだ病院の医者がクソみたいな腕前でしたんですよね。
そのせいで不要な苦痛を味わうことになりました。
当時の僕が患っていた痔は明らかに通常の切れ痔と異なる症状でした。
排便時に大量の血が出る、座った時に耐え難い痛みが襲ってくる等など。
素人目にみても明らかに切れ痔ではないであろう症状だったにも関わらず、当時診察してもらった医者は普通の切れ痔と診断しました。
「あー……これは10時の方向に切れてるねー。」
みたいな面白ワードを言いつつ。
診断後は注入するタイプの薬をもらって終わりです。
日に日に痛みを増していく恐怖
病院に行って薬を貰ったあとの僕は、
「病院に行って切れ痔と診断されたんだから、あとは薬を塗って時間が経てば治るだろう。」
当時の馬鹿な僕はそんなことを悠長に考えていました。
ただし当時患ったのは切れ痔ではなく痔瘻です。
あのクソ医者は切れ痔と診断しましたが、どうあがいても痔瘻(正確には肛門周囲膿瘍)。
薬をいくら塗って時間が経過しようが治ることはありません。
医者が書いているであろう記事とか色々見比べてみても、全員が同じことを言っています。
「痔瘻が自然に治ることはない。」
早い話、痔瘻は手術をしないことには治りません。
切れ痔とかいぼ痔(軽微な段階)だったら手術は不要です。
でも一部いぼ痔と痔瘻だけは別。
これらだけは手術しないと治ることがありません(いろんな医者が名言していますので多分本当なんだと思います)。
しかし当時の愚かな僕は、痔瘻が手術しないといけない病気だとか知りません。
というよりそもそも痔瘻すら知りませんでした。
病院でもらった薬を塗ったり、いつものようにボラギノールをブルジョワに服用していたらいつか治る……そう信じていました。
だけど幾ら薬を塗って時間が経っても痛みがひかない、それどころか日に日に痛みが増していくまでありました。
痔瘻の存在を知らない無知な僕でも流石にこれはおかしい……
「これは通常の切れ痔ではない(確信)。」
「もしかしたら切れ痔といぼ痔が一緒になって僕のお尻でパーティーを開催してるんじゃないか?」
「久々の再会を喜び、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを起こしているんじゃないか?」
そんなどうでも良いことを考えたりもしました。
そしてこれは自分が思っているよりも深刻な状態だと判断し、ひかくてき近場で評判の良い肛門科を調べてお尻の状態を見てもらう覚悟を決めます。
短い期間で数人にお尻を見られる恥ずかしさなんてのはとりあえず忘れて。
この時点でお尻の痛みはピークを迎えています。
さらには、
・座っても痛いし立ってても痛い
・歩く時は半歩ずつくらいでしか歩けない
・寝るときに仰向けや横向きだと痛んで眠れない
・数十分単位で血と膿がドバドバ出る
といった症状が発生していました。
痛みがどの程度だったかって表現が難しいんですけど、お尻に刃物を突きつけられているような痛みが常に続く感じです。
「なんならこれ刃物刺さってるんじゃないか?」
と何度思ったことか。
とりあえずメッチャ痛かったです。
痛みが酷すぎて歩くのすら辛いので正直病院に行くのすら至難の技でしたが、車・電車・徒歩を駆使してなんとか病院へとたどり着きます。
そしてたどり着いた先の病院で驚愕の事実(痔瘻)が発覚するのです……
Part2に続く。